これぞまさしく台風一過。今日の盛岡は朝からジリジリと暑い日差しが照り付けています。
昨日は市内でも随分と雨が降り、各所で被害も出ていたようです。私的には、朝も降る前に自転車で来られましたし、帰りも8時過ぎには雨も上がっておりましたので、自転車で帰ることが出来ました。なので、猛烈な雨が降っていた時間帯は店内におり、結局一滴の雨にも当たることなく、幸運な一日でした。昨日も書きましたが、あの雨の中、思いがけない程のお客様にもご来店頂きましたし(まぁ、大した人数ではありませんが...笑)
なんて不謹慎なお話をしてしまったかもしれません。被害に遭われた皆様には心よりのお見舞いを申し上げます。
さぁ、今日は盆の入り。遠くの実家へ帰られる方、逆に遠くへ行ってるご家族が帰って来られる方、様々だと思いますが、どうぞ、楽しいひと時をお過ごし下さい。
当店は休まず営業しておりますので、夜のお酒が足りないと気付いたときには、ご来店下さいませ!笑
さて、岩手の方で今日の岩手日報をご覧になった方も多いと思いますが、嬉しい記事が載っていましたね!
県内ワイナリー3社の揃い踏みです!
決して、各ワイナリーのミスコンではありませんのでお気を付けださいね!笑
これらの記事は、今年開催された「第8回国産ワインコンクール2010」に於いて、見事受賞を果たしたワイナリーを祝っての記事なんです。
このコンクールは、山梨県で開催されておりますが、国産ワインの品質と認知度の向上を目的に設立され、日本では一番権威のあるコンクールになっています。
国内で栽培されたブドウを使って醸造しているワインを審査するコンクールですが、欧州系の品種を使ったワインや国内改良品種によって造られたワインなど8部門に分けられており、それぞれ金賞・銀賞・銅賞・奨励賞を選んでいます。
今回は全国から690銘柄の出品があったそうですが、県内のワイナリーも立派な成績を収めてくれました。
『エーデルワイン』さんは、8年連続で入賞している同社のフラッグシップ「五月長根葡萄園2009」が銀賞に輝いた他、「ハヤチネゼーレ メルロー樽熟成2007」も銀賞を獲得しました。
他にも銅賞が5銘柄、奨励賞が3銘柄と過去最多の入賞を果たしました。
『くずまきワイン』さんでも、甘口の「ほたる白」や今秋発売される新商品、ヤマブドウの交配種“小公子”を使った「澤登 小公子」など4銘柄が銅賞を受賞しました。
今年5周年を迎える新進のワイナリー
『自園自醸ワイン紫波』さんからも、同社のフラッグシップ「プレミアム リースリング・リオン2009」が銅賞を獲得しました。
各社、何銘柄を出品しての成績かは分かりませんが、こうして見ると、やはりキャリアの順に成績も比例しているようですね。
いづれにしましても、ここ数年で国産ワインは確実に品質も向上しておりますし、全国各地で様々な品種からバラエティ豊かな味わいのワインが造られるようになりました。
よしだ屋にも、決まって国産ワインをお買い求めになられるお客様もいらっしゃいますが、消費者の中にも国産ワインに対する意識は以前とは大きく変わっているように思います。一頃よく聞かれた「この値段なら輸入ワインが無難だよね!」と言われていた時代は徐々に変わっているのかもしれませんね。
と言いますか、フランスに代表される伝統国のワインに匹敵する味わいになったとは言いません。だって、樹の樹齢から気候や土壌、何もかもが違うんですからね。
ですがきっと、日本も栽培方法を吟味したり、土壌に合った品種を増やしたり、交配種を見直したり、ブレンドを研究したりしながら、海外のワインを目指すのではなく、日本らしい『日本のワイン』を造ろうという意識になってきたのかもしれません。
最近は「甲州」の輸出も始まっていますが、まずは『日本のワイン』なんですから、日本国民である我々が飲まなければいけません。でなければ更なる向上も無いわけですしね。
当店でも県産を始め、少しづつですが県外のワインもご紹介して参ります。是非その際は、お試しになってみてくださいね!