スッキリと気持ちよく晴れた盛岡も、この時間は少しづつ夜の風景へと変わりつつありますね。
では、今日は早速先ほど到着したばかりのコチラの商品をご紹介しましょう!
そうです、3月の震災・津波で壊滅的な被害を受けた大槌町の蔵元、
「赤武酒造」さんが手掛けるお酒
「浜娘 純米 搾りたて生」がついに本日入荷致しました。今日の岩手日報にも、完成品を手に満面の笑顔を見せている古舘社長さんの表情からも被災を乗り越えて今日を迎えた充実感が感じられますね。
赤武酒造さんでは、震災以降、盛岡市の新事業創出支援センターの工場に入居し、
3種類のリカースイーツから復興計画をスタートさせました。そして、同時に酒蔵を貸してもらえる酒造メーカーに交渉を重ね、盛岡市内にある「桜顔酒造」さんに快諾を得ることが出来たんだそうです。
古館社長さんを初め、震災以降入社したスタッフも皆総出で酒造りに携わったそうで、HPの製造日記を見ると、その経過が写真で掲載されています。ある女性スタッフは、全てが初体験でしたが、大きな感動が感じられたと言っていたのが印象的でした。
「浜娘」と聞いて、特に盛岡の方は馴染みが薄いかもしれません。正直、私も問屋時代を通して、一度も扱ったことのない数少ない蔵元の一つでしたから...
しかし、当然と言えば当然でしょうけど、大槌町の地元では長く愛されているお酒です。これを機に、是非内陸にお住まいの皆様にも味わって頂きたいものです。
今回造られた「純米 搾りたて生」は以前と同様、県産ひとめぼれが原料として使われておりますが、水が違うために味が変わるのは止むを得ないことでしょう。それでも古舘社長さんが「華やかな香りがあるような綺麗な酒ではないが、『うまい』と唸るような味わいが特徴。目指した味に仕上がった」と仰っているように、自信の味わいに仕上がったようです。
「いつか大槌で酒造りが出来るよう、浜娘を愛されるお酒に育てたい」という古舘社長さんの想いが実現できるように、微力ながら「よしだ屋」も応援させて頂きたいと思います。