<月の輪の会、参加者募集中!>
今日は曇り空の盛岡です。予報では関東エリアでも降雪がありそうでしたが、そこまでは至らなかったみたいですね!でも、遠くサンタクルーズ諸島でしたっけ、大きな地震があったそうですね。その影響で津波が太平洋沿岸にも来そうな予測が出されているようですので、お近くの皆さんは十分気をつけてくださいませ!
では、今日も新着の商品をご案内していきましょう!
毎年2月になると発売になる
「滓酒(おりざけ)」が今年も入荷しました。造っているのはもちろん紫波町の酒蔵、「月の輪酒造店」さんです。
造っていると書きましたが、このお酒は造ろうと思って出来るお酒とはチョット違います。と言うのは、月の輪さんではもろみを絞る時、古来から伝わる“槽(ふね)”と呼ばれる器具を使っているんですね。
“槽掛け(ふながけ)”と呼ばれる絞りの作業は、この“槽”にもろみを入れた布袋を積み重ね、その自らの重みに寄って絞られたお酒が“槽口(ふなぐち)”、とか“あらばしり”となります。ちなみにこの後順に“中垂(なかだれ)”、更に“押し”とか“責め”という部分に分類されます。これら全て“しぼりたて”ですが、本来はこんなに細分できるんです。
で、この方法で純米酒や本醸造、吟醸酒など様々なもろみを絞っていくわけですが、どうしても最後に絞り切れない“滓”が残ってしまいます。この“滓”の部分を集めて商品化したのがこの「滓酒」ですから、毎年造るお酒の比率によって、滓の成分も変わってくることになりますし、生産本数も変わってきます。ですから、造ろうと思っても造れないお酒、偶然の産物とも言える貴重なお酒なんです。
今しか飲めない「滓酒」を是非ご堪能くださいませ!