ワインとチーズの店 よしだ屋日記


カテゴリ:ワイン概論( 12 )



誰でも狙えるワインの資格あります!

 天気は回復傾向にあるそうですが、今のところ厚い雲に覆われているような盛岡。予報どおり晴れてくるのでしょうか?にしても寒いですよね、最近...しばらく風邪をひいてなかった私も、ここのところちょっと風邪気味です。まぁ、鼻がグズグズなだけですから、大したこともありませんが。皆様もお気をつけを!

 さて、今日のお題、珍しくアカデミックな感じですが(苦笑)、私も加入している「(社)日本ソムリエ協会」から機関誌が届いたので、思い出したようにご案内いたします(笑)f0055803_14181322.jpg
 この「(社)日本ソムリエ協会(J.S.A)」なる団体、遡ること1969年1月に「飲料販売促進研究会」として発足しました。ですから今年でまだ39年なんですね!その後、1976年に今の協会名になり、各地に支部を増やしながら現在に至っているわけです。
 しかしながら、当時この団体はおろか、ソムリエなんて職業を知っている方も少なかったでしょう。それが、1995年、世界ソムリエコンクールが東京を会場に行われ、田崎真也さんが優勝したことをきっかけに、広く認知されるようになったのではないかと思います。今や、日本人ソムリエは必ず上位に入るほどに実力も高くなっておりますし、日本ソムリエ協会の会長、小飼さんが国際ソムリエ協会の会長に就任するなど、すごいことになっております。

 そもそも“ソムリエ”っていう資格は?と言いますと、ワインやアルコール飲料を提供するサービス業、早い話が飲食店に5年以上勤務している方に受験資格が与えられます。ですから、この資格は誰でもが狙えるわけではありません。ところが、あるんです!誰でもワインが好きなだけで受験を受けられる資格が。それが数年前に作られた“ワイン・エキスパート”です。ちなみに私も持っている“ワイン・アドヴァイザー”ってのは、メーカーさんや酒屋さんなどの流通業に3年以上従事している人に与えられる資格なんですね。私が取ったのは1992年、今から16年も昔ですから、恥かしくてあまり大きな声では言えませんがね!笑

 当時は一次試験が仙台、二次試験は東京だったので交通費だけでも大変だったのですが、今年は一次試験はなんと盛岡で開催されるんです!二次は仙台ですけどね。でも、これでかなり受験し易くなったのは間違いないでしょう。では、詳細なスケジュールを... 
 3種類の資格共に一次試験は8月26日(火)ホテルメトロポリタン盛岡にて行われます。
 二次試験は9月22日(月)(ソムリエのみ29日)に仙台サンプラザにて行われます。
 受験の申込の締め切りが7月22日(火)必着となっておりますので、お忘れなく!

 飲食店に勤めるプロのあなたも、単にワインが好きなんだけどと言うあなたも、年に1回のチャンスです。我こそはと思った方は是非受験してみてはいかがですか?受験料などもっと詳しい情報をお知りになりたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

 また、このような資格の有無に関係なく、「(社)日本ソムリエ協会」では会員を募集しています。先の機関誌が隔月で届くほか、開催される様々なセミナーには無料で参加することが出来ます。
 興味のある方は、コチラにも是非ご加入を!
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by yoshida-ya1201 | 2008-05-15 14:53 | ワイン概論 | Comments(10)


アッサンブラージュってご存知ですか?

 今日の盛岡は久しぶりに暖かな日差しが降り注ぐ穏やかな春の陽気になりましたね!お散歩にでも出掛けたい気分になってきます...

 さて、今日の話題は久しぶりに「ワイン概論」。それも金曜日の岩手日報にこんな記事を見つけたから...f0055803_1331389.jpg
 皆様もご覧になったでしょうか?東京のホテルで田崎真也さんを講師に向かえ開かれたセミナー。テーマは“絶妙なボルドーを楽しむ”。ただ単にボルドーワインを楽しむだけではなく、受講者が自らアッサンブラージュを体験してみようという試みの様です。
 さて、そこでアッサンブラージュてなんだ?と思われた方もいらっしゃると思いますが、要するに“ブレンド”を意味するフランス語だと思って頂いていいと思います。
 フランスワインの二大産地、ボルドー地方とブルゴーニュ地方には製法に明らかな違いがあります。ブルゴーニュ地方の場合、大半の赤ワインはピノ・ノワール種、白ワインはシャルドネ種を原料として造られます。ですから、出来上がったワインには、ブドウを栽培する土地の気候や畑の土壌、造り手の技量などの影響が大きく反映されることになります。
 一方のボルドー地方の場合、赤ワインにはカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー、カベルネ・フラン、プチ・ヴェルドといった数種類のブドウが使われ、それらの黒ブドウを味わいのバランスを考え、ブレンドしていきます。このブレンドするという工程を“アッサンブラージュ”と呼び、これが造り手の妙、ワインの個性につながっていきます。

 で、この“アッサンブラージュ”の体験、このセミナーでやったようにご自宅でも出来るように思いません?例えば、チリ産やオーストラリア産、アメリカ産などの、カベルネ・ソーヴィニヨン100%とメルロー100%のワインを買って、1:2とか2:1とかグラスで混ぜてみる。そうすると、とても簡単にアッサンブラージュを体験することが出来ますよね!安いワインで構いません、きっともともとのワインの味わいと、ブレンドしたワインとでは、味わいにはっきりとした違いが感じられると思います。遊び感覚で、色々な比率でブレンドしてみるのも面白いと思いますよ。

 「ワインにルールはありません」
 田崎さんがよく言っている言葉ですが、こんなことをしながらワインに親しんでもいいんです。もちろん生産者が出来上がった2種類以上のワインをブレンドして造ることは禁止されていますが(シャンパーニュは除きます)、消費者はアリです。気軽に楽しんでいきましょう!

 注)ブルゴーニュ地方の赤ワインで、「ブルゴーニュ・パストゥ・グラン」というワインについては、例外的にピノ・ノワールとガメイが使われています。
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by yoshida-ya1201 | 2008-05-12 14:18 | ワイン概論 | Comments(2)


ワイン概論  10

 今日もとってもいい天気の盛岡です。日差しがとても眩しいですね!こんな日にはどこかにドライブなんて最高だろうなっと思いつつ、お店にこもること早や10ヶ月、なんとも早いものです。

 さて、「ワイン概論」を書き始めてから10日目。今日は「ワインとお料理」のお話しです。料理をしない私が書いても説得力がありませんが、教科書からの引用ですので大丈夫!

 世界的な組織である「世界保健機構(WTO)」と「国連食料農業委員会(FAO)」が推奨する「地中海風食事ダイエットピラミッド」によると、頂点には月に2~3回の肉、その下に、週2~3回の卵、鶏肉、魚、菓子、更に毎日として乳製品、果実、豆類、野菜類があり、ベース部分に穀類とあります。そして驚くべきは、その横に「適量のワイン」と書いてあります。
 健康な体は、「バランスの良い食事と適量のワイン」ということを、国際機関が認めているわけですね。

 ワインは自然の風味と、他の酒類に比べ圧倒的な酸味や渋味があり、また産地毎にその味わいもヴァラエティー豊かであるため、様々なお料理に対応し、相互においしさを引き立てあうと言われています。このことを「ワインと料理のマリアージュ(結婚)」と呼び、フランスやイタリアなどのワイン先進国では「ガストロノミー(美食学)」も確立され、様々なワインと料理の組み合わせが研究されています。

 よく一般に「魚料理には白ワイン、肉料理には赤ワイン」と言われますが、全てがこれに当てはまる訳ではありません。「美食学」によれば、素材の種類のほかにも、産地、季節による味わいの変化、部位、鮮度、切り方によっても選ぶワインを考えるべき、と言っておりますが、一番大きな要素は、調理法ではないでしょうか。洋食では特に様々なソースが決め手になるような料理も多く、また付け合せや薬味、スパイスによっても素材の味わいは大きく変わります。

 日本食で一例をあげると、同じ焼き鳥を食べるにしても、味付けを「塩」にするか「タレ」にするかによって、ワインも白ワインがあったり、赤ワインでもおいしくなったりします。また、濃い口の醤油を使うにしても、一滴レモン果汁を垂らしたり、ポン酢であれば白ワインにも合わせ易い、ということもあります。

 考え方のポイントとしては、①軽く淡白な味わいの料理には軽めのワイン、②濃厚な味わいの料理には濃い目のワイン、③ソースにワインを使ったような料理には、同じワインか、同系統のワイン、④地方料理にはその地方のワイン、⑤格調の高い料理には、それなりの格の高いワイン、と言われています。

 また、複数のワインを飲む場合には、①白から赤へ、②辛口から甘口へ、③軽い味わいのものから重い味わいのものへ、④若いワインから古いワインへ、⑤並級のワイから上質のワインへ、⑥貴腐ワイン等、甘口のワインは、赤ワインの後に、と言われています。

 と、参考にして頂ければと思いますが、極論をすれば、飲んで本人が満足して楽しければいいじゃん!というのが私の持論ですから、あまり囚われることなく適量のワインを気軽に飲んで頂ければいいかな、と思います!

 以上、10回に渡って、ワインについて書いてきましたが、一応、今回で最終回といたします。長々と毎回読んでくださった皆さん、ありがとうございます。また機会があれば、各国のワインについてとか書くかもしれませんが...
 明日からは、また以前に戻って、商品のご紹介などなど書いていこうと思っておりますが、今日まで毎日続けてきたように書けるかは未定です。書きたい時に書いていこうかなと、思っておりますので、更新されない日があっても、心配しないで下さいね(笑)
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by yoshida-ya1201 | 2006-10-16 13:48 | ワイン概論 | Comments(2)


ワイン概論  9

 今日も快晴の盛岡。そよぐ風もとても気持ちがいいですね!
 昨日はちょっと早めにお店を閉めさせて頂き、地元○日本銀行の経友会主催のボーリング大会があり、私も参加してきました。42名の参加があったそうでとても盛大な懇親の場でしたが、初参加の私も136、152と我ながらなかなかのスコアを出すことが出来ました。見事10位に入り、立派な商品を頂き、ラッキーな一日でした。

 さて、「ワイン概論」も9日目となりました。文字ばっかりで面倒くさい文を読んでくださっている皆さん、ありがとうございます。私の復習というか、自己満足の様な世界にお付き合い頂き申し訳ございません。

 今日も引き続きの「スパークリング・ワインの造り方」についてですが、昨日の「トラディショナル方式(シャンパン方式)」の他にどういう造り方があるかと申しますと、まず「シャルマ方式」と呼ばれている製法があります。これは、シャンパン方式が瓶内二次醗酵を行うのに対して、大きな密閉タンクで二次醗酵を行うというものです。一度に大量に造る事が出来、短期間に出来るのでコストを抑えた製品を造る事が出来ます。

 そして、もう一つ「トランスファー方式」と呼ばれるもので、これは瓶内で二次醗酵を行い、これをタンクに移し、一気に滓引きを行い瓶詰めするという方式です。シャンパン方式で一番手間のかかる工程でもある、動瓶(ルミアージュ)と滓引き(デゴルジュマン)を簡略化した方法と言えるかもしれません。

 また、瓶詰めされたスティル・ワインに炭酸ガスを注入する安価なスパークリング・ワインなどもあります。

 実際には、シャンパーニュ地方で造られるシャンパン以外のスパークリング・ワインがどの方法で造られているかは、ラベルの上からはなかなか読み取ることは難しいかもしれませんが...

 さて、最後に、スパークリング・ワインの甘辛を表す言葉についてですが、シャンパンの場合、最後に行われる「門出のリキュール」として添加するリキュールの糖度によって決まります。辛口の方から順に行きますと、<エクストラ・ブリュット>→<BRUT(ブリュット)>→<エクストラ・ドライ>→<セック>→<デュミ・セック>→<ドゥー>となります。全く添加しない糖分0の場合には、<ブリュット・ゼロ>とか<ブリュット・ソバージュ>などと呼ばれるそうですが、日本で見かける大多数のシャンパンは<ブリュット>ではないかと思われます。この言葉はフランス以外の国でも使われておりますので、スパークリング・ワインをご購入の際にはラベルをチェックしてみてください。

 <ドゥー>と呼ばれる甘口のシャンパンって、私は実際見たことがありませんが、飲んでみたいモンですねぇ。どなたか経験者の方っていらっしゃるのでしょうか??           つづく
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by yoshida-ya1201 | 2006-10-15 16:00 | ワイン概論 | Comments(4)


ワイン概論  8

 今日も秋晴れの盛岡です。でも今朝は随分と寒かったですね!盛岡で最低気温が2.5℃くらいにまで冷え込んだそうで、今年一番だそうです。日中は20℃くらいまで上がるそうですからかなりの気温差があります。皆様、体調管理にはお気を付け下さいませよ!

 さて、「ワイン概論」の8回目の今日は、昨日に引き続き「造り方」のお話し。昨日はスティル・ワインでしたので、今日は「スパークリング・ワインの造り方」です。

 スパークリング・ワインの造り方には大きく分けて3つの方法があります。
 一つ目は「トラディショナル方式」と呼ばれるもので、フランスのシャンパーニュ地方が代表的な産地のため一般的には「シャンパン方式」とも呼ばれています。
 
 シャンパーニュ地方のシャンパンは、使っても良いブドウは3種類に限られています。白ブドウの「シャルドネ」と黒ブドウの「ピノ・ノワール」と「ピノ・ムニエ」と言う品種です。スタンダードなシャンパンの場合、黒ブドウ7、白ブドウ3の割合で造られますが、白ブドウのみで造られることもあります。この場合ラベルには「ブラン・ド・ブラン」と書かれています。まぁ、日本語だと「白から白」ってことでしょうか。対して、黒ブドウだけから造られることもあり、これは「ブラン・ド・ノワール」と書かれています。「黒から白」という意味になります。
 
 さて、では造り方ですが、非常に手間暇のかかる作業が続きます。
 まず、当然ブドウを収穫しなければなりませんが、今でも規定によって全て手摘みで行われています。収穫後、圧搾しジュースを得ます。この際ロゼワインのように黒ブドウからも色が出てはいけないため、静かに搾られていきます。次に、そのジュースを畑ごと、品種ごとに分けたまま、別々のタンクで2週間ほど醗酵させ、原酒となるワインを造ります(一次醗酵)。
 その後、その原酒を含め、更には前年、前々年の原酒も持ち寄り数十種類のワインを調合します。こうすることで、味の均一化を図る訳ですが、そのため多くのシャンパンにはヴィンテージ(ブドウの収穫年)が書いていないのです。特に出来が良かった年には、そのブドウだけで造った、いわゆる「ヴィンテージ・シャンパン」が登場することもあります。
 この調合されたワインに、酵母と蔗糖(1Lあたり24g)を加え、瓶詰めして寝かせます。ここからが二次醗酵の始まりです。密閉した瓶の中で醗酵することによって生まれる炭酸ガスが、ゆっくりと液体に馴染むと共に、複雑で繊細な芳香が生まれます。
 二次醗酵は6~8週間で終了し、酵母は滓となってたまっていきます。そのままの状態で最低15ヶ月、長いもので5~7年もの間静かに熟成させます。
 続く作業は、この滓がたまったボトルを、瓶口を下に向けて専用の台に並べ、動瓶(ルミアージュ)を行います。これは毎日瓶を1/8回転ずつ揺らしながら動かし、滓を瓶の口に集めていくのです。何百本ものボトルを毎日、地味ですが非常に重要な作業を繰り返します。
 5~6週間の後、滓引き(デゴルジュマン)を行います。これは瓶口に集まった滓を、瞬間冷却し、滓を取り除くことを言います。空いた空間には、「門出のリキュール」と呼ばれる、原酒となったワインに糖分を加えた物を添加し、最終的な味の調整を行います。
 こうして長い年月を掛けて造られたシャンパンにコルクで栓を打ち、ラベルを貼って出荷、となる訳ですね。
 高級品となるのも頷ける工程の多さではなかったでしょうか?              つづく
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by yoshida-ya1201 | 2006-10-14 13:54 | ワイン概論 | Comments(4)


ワイン概論  7

 だいぶ寒くなってきた盛岡ですが、空は青空、気持ちの良い天気が続いています。
 プロ野球パ・リーグでは、プレーオフの結果、見事日本ハムが優勝しましたねぇ。いやぁ今年のハムは本当に強かった。新庄とヒルマン監督くらいしか誰が誰だかわかりませんが、後半の追い上げは神がかり的でありました。25年ぶりの優勝、おめでとう!!

 さて、「ワイン概論」の7回目の今日は、「ワインの造り方について」ってのはどうでしょう。

 基本的にワインの原料となるブドウは糖分と自然酵母を持っていますから、放っておけばアルコール発酵を始める訳ですが、それではあまりに原始的、もう少し詳しく見ていきましょう!
 まずは「スティル・ワイン(非発泡性のワイン)」ですが、当然赤・白・ロゼと製法が異なります。赤ワインの場合、使うブドウは黒ブドウです。それを収穫し破砕します。この段階で酸化防止、殺菌の目的で二酸化硫黄を加え、醗酵槽へ移動し、酵母を添加して醗酵が始まります。ブドウの出来により糖分が不足している場合には補糖(シャプタリザシオン)が許されていますが、その量は厳格に規定されています。
 醗酵して3~4日すると、果皮からはアントシアニンと呼ばれる赤い色素が出、また種子からはタンニンと呼ばれる渋みの成分が出てきます。この過程を「醸し(マセラシオン)」と呼び、この期間の長さによって、ゆっくり熟成させるワインにするか、早熟の早飲みタイプのワインにするかが分かれます。
 また、次第に果皮や果肉が上部に上がってくるため、循環させる作業が必要となります。地域によっては日本酒のもろみに櫂を入れるように、人の手で行っているところもあります。
 醗酵を終えた液体は滓(おり)と呼ばれる浮遊物が多く濁っているため、何度も取り除く作業を繰り返し、樽へと移され貯蔵庫で数年熟成されます。こうして、ワインは落ち着き、成分のバランスが整っていきます。
 その後、卵の卵白やゼラチン、ベントナイトなどを用いて清澄度を高め、濾過をし瓶詰めされます。ワインによってはその後更に数年熟成された後、出荷となります。

 では白ワインはと言いますと、多くの場合白ブドウから造られますが、一部黒ブドウからも造られることがあります。赤ワインとの大きな違いは、収穫後すぐに圧搾し果汁のみを抽出し、そのブドウジュースを醗酵させるところにあります。ですから黒いブドウもジュースは白いため可能と言うわけですね。その他は赤ワインと同様、熟成、滓引き、清澄、濾過、瓶詰め、出荷と流れていきます。

 最後にロゼワインですが、製法には3種類あります。一つは赤ワインの様な造り方。つまり黒ブドウを破砕し、醗酵途中の醸しの段階で程よく液体に色づいたところで果皮や果肉、種子を取り除き、あとは白ワインの様に低温発酵させて造るやり方。
 もう一つは、白ワインの様な造り方。こちらは、黒ブドウを圧搾しジュースを抽出する際、液体に果皮からの赤い色が自然と果汁に移ります。そのロゼ色のジュースを醗酵させるやり方。
 最後が、黒ブドウと白ブドウを一緒に仕込むやり方です。

 いかがでしょう。ロゼワインは、赤ワインと白ワインを混ぜて造るんじゃないんですよ!         つづく
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by yoshida-ya1201 | 2006-10-13 15:52 | ワイン概論 | Comments(4)


ワイン概論  6

 今日も気持ちよい秋晴れの盛岡です。眩しい程の日差しが降り注ぎ、吹く風も穏やかです。こんな気候が続いてくれればと思わずには居られませんね!これから、寒くなって、雪が降って、なんて考えたくもありません!スキーヤーにとっては、早く降れ降れ!でしょうか(笑)

 さて、「ワイン概論」も今日で早いもので6回目。色々と書きたいことがある訳で、まぁ、教科書見ながらですから当然ではありますが...

 今日のお話しは、「ワインの分類」についてです。
 ワインに行く前に、お酒全般の分類を考えてみましょう。世界中に存在する<お酒>はその造り方から基本的に3つに分類されます。
 まずは「醸造酒」と呼ばれるグループです。これは、原料を醗酵させてできるお酒で、ワインはこの中に入ります。他には、穀物から造られる日本酒やビール、中国の紹興酒もこのグループですし、りんごが原料のシードルなどもそうです。
 次に「蒸留酒」。文字通り、一度造られたお酒を蒸留してアルコール度数を高めたお酒です。この中には、ブドウが原料のブランデーやマール・グラッパ、そして、りんごが原料のカルヴァドス、また、穀物が原料となるウイスキーやジン・ウォッカ・ラム・テキーラといったスピリッツ、そして、日本の焼酎もこのグループです。
 最後に「混成酒」というグループがあります。造られたお酒に薬草やスパイスなどを混ぜて造られるお酒のことで、ワインに薬草を入れて造られるベルモットや、スピリッツに様々な風味を付けて造られるリキュール類がこのグループに属します。

 では本題に戻り「ワインの分類」ですが、一口にワインと言っても、大きく4つのグループに分けられます。
 一つ目が「スティル・ワイン」。英単語のSTILLの意味通り、じっとしてるワイン。つまりは炭酸ガスを含まない非発泡性のワインです。EUのワイン法によれば、ガス圧1気圧以下のものはこのグループに含まれるとなっていますから、中には、ピリッとした微弱なガスを感じるようなワインもあります。また、色によって、赤・白・ロゼがあるのはご承知の通りです。
 二つ目が「スパークリング・ワイン」ですね。これは、ガス圧が1気圧以上ある発泡性のワインを指します。が、一般的に「スパークリング・ワイン」と呼ばれるワインはガス圧が3気圧以上の物について限られ、それ以下のガス圧を持つワインは「弱発泡性ワイン」として区分され、フランスでは「ペティアン」、イタリアでは「スプマンテ」に対して「フリザンテ」、ドイツでは「ゼクト」に対して「パールヴァイン」などと呼ばれています。
 三つ目が「フォーティーファイド・ワイン」と呼ばれるグループで、日本語では「酒精強化ワイン」と呼ばれています。これは、ワインの醸造中にブランデーなどのアルコールの高いものを加え、アルコールと共にコクを持たせ、また保存性を高めたワインです。代表的なものにスペインの「シェリー」やポルトガルの「ポート・ワイン」、「マディラ」、イタリアの「マルサラ」などがあります。そのまま飲むほか、お料理にも使われることの多いお酒です。
 最後が「フレーヴァード・ワイン」と呼ばれるグループです。文字通り、フレーヴァー、香りや風味を付けたワインです。通常、薬草や果実、様々なエッセンスを加えて造られますが、代表的なものに、イタリアの「ヴェルモット」やスペインの「サングリア」などが上げられます。

 とまぁ、これだけ幅広い商品があるわけです。飲みに行ったときなど、普段とは違うお酒をオーダーしてみても楽しいと思いますよ!                 つづく
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by yoshida-ya1201 | 2006-10-12 13:40 | ワイン概論 | Comments(8)


ワイン概論 5

 今日は薄曇の盛岡です。
 昨日は、知人と山歩きのプロみたいな方が経営している居酒屋さんへ伺い、おいしいきのこ料理などを頂いてまいりましたが、なにやら今年は天候がおかしいのか、松茸がずいぶんと不作だそうですね。あまり食べた記憶が無い私ですが、皆さんは食されましたでしょうか?その親父さんは今日も松茸を求めて遠くまで行くといっておりましたが、収穫のほどはどうでしょうかねぇ。私は、昨日のお酒が若干残っている状態でありますが...(苦笑)

 さて、勝手に連載している「ワイン概論」も今日が5回目。今日は、良く言われる「ワインと健康」についてちょっと書いてみたいと思います。

 日本の三大疾病は癌、心臓病、脳卒中ですが、そのうちの心臓病や心筋梗塞、動脈硬化は血液中の悪玉のタンパク質が活性酸素によって酸化され、血栓を生むことによって起こります。この酸化を抑える効果がワイン、特に赤ワインにはあると発表されました。赤ワインはブドウの皮や種も一緒に醗酵させますが、その皮や種にポリフェノールと呼ばれる物質が多く含まれているのです。日本で数年前に起こった「赤ワインブーム」はまさにこのポリフェノール効果に着目して起こったものでした。
 “フレンチ・パラドックス”という言葉を聞いたことがありますでしょうか?これは、フランス人はお肉を多く食べる他、非常にこってりとした食事を好むにも関わらず、心臓疾患で死亡する割合が他国よりも低い。これは何故か?という問いに対して、その答えが日常的にワインを飲んでいるためとされ、医学学会において証明されました。

 また、近年では、一定量のワイン(一日2~3杯)を毎日飲み続けることによって、老人性認知症やアルツハイマーを予防する効果が発表されたり、心臓病の他、癌による死亡率も低下するという発表もなされています。イギリスでは血圧を下げる効果についても指摘されているそうです。
 日本人も食生活が欧米化され、肉食になってきたと言われています。健康の観点からも、もっとワインを飲まれるようになったほうが良いのかもしれませんね!

 こうして書いていても、特に赤ワインの効果ばかりが取り上げられがちですが、実は白ワインにも赤ワインに負けないくらい健康に良い効果があるんですよ。ドイツの医師は、白ワインのポリフェノールは赤ワインのそれよりも時間はかかるが、その効果は同等かそれ以上という発表をしています。
 また、白ワインには様々なミネラルがバランスよく含まれており、利尿作用があり、更には多くの有機酸の効果で腸内細菌を整える作用があります。抗菌力の観点から見れば、その効果、即効性ともに赤ワインよりも優れているのです。

 このように自然の恵みであるワインには、体に良い成分がたくさん含まれているのです。もちろん、全ては適量の前提付きです。飲みすぎには注意しましょうね!私も含めて...         つづく
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by yoshida-ya1201 | 2006-10-11 16:15 | ワイン概論 | Comments(6)


ワイン概論  4

 今日は連休明けの火曜日、10月10日です。昔で言えば、今日は「体育の日」だったわけで、さすが晴れの特異日と言われていただけあって、今日も穏やかな良いお天気ですね!
 連休中も前半は雨が多かったものの、後半は好天に恵まれ、運動会が行われた学校も多かったようですね!さぁ、今日からまた日常の生活に戻り頑張っていきましょう!

 さて、4日目となった「ワイン概論」ですが、つまんない!って方は、どうぞスルーしちゃってくださいね(笑)

 昨日は醸造に関して、他のお酒との違いを書きましたが、ワインの特性はそればかりではありません。次に上げられる特性は、なんと言っても種類の多さではないでしょうか?
 ワイン用に最も適しているとされるブドウの品種は「ヴィティス・ヴィニフェラ」と呼ばれるヨーロッパ系と言われておりますが、その数約5000種だそうです。そのうち、実際にワインの醸造に使われているのは100種類程度と言うことで、日本固有のブドウ品種である「甲州」もこのグループに属しています。

 ではこの100種類のブドウから造られるワインの種類が100種類かと言えば決してそのようなことはありません。同じ品種のブドウから醸造しても、その産地が違えば、味わいは違ったものになります。それは、国が違えば当然とも思いますが、極端な話し、隣同士の畑でも畝一つ越えただけで、その地質の違いから品質の異なるワインが生産されるわけですし、同じ品種を使っても、ワインを造る人が違えばその人の個性も当然現れてきます。また、同じ人が毎年同じブドウを使ってワインを造っても、そのブドウの出来は毎年微妙に違うわけですから、その味わいも違ったものになって当然と言えます。

 ですから、人間が十人十色であるように、ワインは千差万別だということです。これほどバラエティ豊かな飲み物は、他にはありません。ですから、一口に「甘口・辛口」とか「フルボディ・ライトボディ」と言ってもその種類は計り知れず、更には、飲む方の印象によっても大きく変わるもの物なのです。

 かといって、私が言いたいのは、決して難しく考え過ぎないで頂きたい、と言うことであります。ワインと言う飲み物は、これほど種類が多く、多様なお酒であることを覚えていただければ、あとは色々な種類を自由に楽しんで頂きたいのです。もっとカジュアルに、もっとフランクに。
 「おいしかった!」からと言って、それを覚えようとする必要も無い、と思っています。勿論、覚えたい方が覚えることについて反対することはありませんが、一般の方の場合、そう思うことがワインを難しいものと考えさせている元だと思うので。だってこんなに沢山の種類があるんですから。まずは、気軽に飲んで頂きたいと思うのです。そのために、我々酒屋がいるわけですしね!         つづく
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by yoshida-ya1201 | 2006-10-10 12:56 | ワイン概論 | Comments(2)


ワイン概論 3

 3連休の最終日、やっと好天に恵まれた盛岡です。昨日までの計画を順延してやっとお出かけになっている方も多いのではないでしょうか?祝日の今日も、ここ本町通では、お団子やさんもお茶屋さんも喫茶店も営業しているようです。もちろん、当店も営業しておりますよ!おっと、お向かいの八百屋さんはお休みの様ですが...

 さて、今日は「ワインの特性」についてちょっとご紹介していきましょう。

 皆さん、ワインが何から造られているかはお分かりですよね!そう、「葡萄」です。葡萄の果汁の中にはもともと糖分が含まれておりますから、その糖を酵母によって分解させ、発酵させると「アルコール」と「炭酸ガス」に変化します。炭酸ガスは空気中に気化してしまいますから、通常は発泡しないワインが生まれます。酵母ももともと葡萄の皮などに付着しているものなので、ある意味、放っておけば勝手にお酒になる、というのがワインの大きな特徴です。ですから、このことを「単醗酵」と呼びます。
 
 では、同じ醸造酒の仲間である日本酒はどうかと言いますと、日本酒の原料は勿論「お米」ですよね!ですが、果実と異なり「お米」自体には糖分は無く、「でんぷん」を糖に変える作業が必要(ビールの場合は「麦芽」がスタート)となります。一つのタンクの中で、「でんぷん」が「糖」に変わり、「糖」が「アルコール」と「炭酸ガス」に変わるということを同時に行っているため、このことを「並行複醗酵」と呼んでいます。
 ちなみに、その「でんぷん」をより良質な部分のみを使うため、「心白」と呼ばれるお米の中心部分のみを使うわけで、雑味の元となるたんぱく質が多く含まれる周辺部分を精白して削ぎ落とします。良く聞く言葉で「精米歩合」という言葉がありますが、これは何%削ぎ落としたか、を表していることになります。例えば、「精米歩合40%」と言えば、60%は削ぎ落としていることを意味します。逆に言うと、米1粒の40%しか使わずに仕込んでいます、と言う意味にもなる訳です。

 ちょっと日本酒の話しに脱線してしまいましたが、要するに、他のお酒と異なり、「ワイン」は葡萄のみが原料となっている訳で、当然、仕込みの際に、「水」を加えるなんてこともしません。つまりワインの味は、葡萄の出来に掛かっていると言っても過言ではなく、葡萄の出来がワインの味に直結している訳です。

 ですから、多くのワイン生産者は葡萄の栽培にこだわり、毎年微妙に出来が異なることを考えれば、同じワインは一つとして無い!ということも言えるのかもしれませんね!    つづく
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by yoshida-ya1201 | 2006-10-09 14:10 | ワイン概論 | Comments(2)

    

独立開業よしだ屋の日々
by yoshida-ya1201
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