<日本酒の会参加者募集中です!>
15名様限定のうち、只今
9名様確定。もう今週ですよ!
昨夜、一杯やって帰る時はもの凄い風雨で傘の骨も折れるほどだったのに、今日は一転、曇り空から日差しが射すまでに回復しました。そのせいか昨日までの蒸し暑い感じからも開放され、幾分涼しげな空気になりましたね!
今週末となりました「菊の司の会」ですが、増えたり減ったりを繰り返しながら、今のところまだ6名様の参加に留まっております。お忙しい中とは思いますが、ご検討中の皆様のご参加をお待ちしております!
追記)本日只今、9名様まで上昇しました!
さて、今日の本題。地酒のお話しではありますが、今日はチョット角度を変えて微生物のお話しなどを。

お誘いを受けて行って来たのは、大通りにある「Jizake-Bar蔵」さん。実は昨日から26日までココを会場にお披露目をされているのは、岩手県で開発した新しい“酵母”を使ったお酒なんです。
“酵母”...皆さんも聞いたことはあると思いますが、ビールでもワインでも、もちろん日本酒でも醗酵の際に必要不可欠な微生物なんですが、それぞれのお酒に合った酵母が存在するわけです。
日本酒を醸造する場合、通常蔵元は
「日本醸造協会」から必要な酵母を購入します。いわゆる「協会酵母」と呼ばれるものです。
一時、“YK35”なる言葉が飛び交い、鑑評会でいい成績を取るため、山田錦(Y)を35%まで精白し、酵母は協会酵母(K)を使うことが流行りました。特に協会9号酵母が吟醸酒造りには最高とされていました。今でもそうなのかもしれませんが...
この9号酵母に限らず、協会酵母の元を辿れば、何処かの蔵に辿りつきます。例えばこの9号は熊本の「香露」ですし、6号は秋田の「新政」、7号は長野「真

澄」、10号が水戸の「明利酒類」、12号は宮城の「浦霞」などなど、多くの場合、蔵の優秀な酵母を採取し、協会が登録し培養しています。最近だと秋田県で開発したAK-1が15号として登録されていますが、中々、蔵オリジナル又は県独自の酵母というのは難しいようです。
で今回、
「岩手県工業技術センター」でオリジナル酵母の開発に成功したってわけです。その名も「ジョバンニ」と「ゆうこの想い」。名付け親になったのは、県の利き酒道大会での優勝者と準優勝者のお二人。ちなみに準優勝者は地元の方にはお馴染みですよね、テレビ岩手の藤村惠一アナウンサーなんです!笑
これで、岩手県にはオリジナルの酒造好適米“吟ぎんが”と“ぎんおとめ”があって、酵母もオリジナル。もちろん造る杜氏は日本一の南部杜氏。当たり前の様に水質も最高。ここまで揃って今後の更なる岩手の地酒の品質向上を期待せずにはいられませんよね!
皆さんもまずは26日までに「Jizake-Bar蔵」へ行って、お味見なさってみてください。2杯におつまみ付いて500円という嬉しいお値段ですし...笑
おそらく期間中、センターの研究員でその名も“ユウコ”さんが居るはずですので、質問にも答えてくれるかもしれませんよ!