なんでしょう、今日の天気は!?3月も25日、もうすぐ4月になろうかというこの時期に本格的な雪降りです。
未明から降っていたのか、今朝起きてみると屋根は真っ白。空からは引っ切り無しに細かな雪が落ちてきます。こう暖かい日と寒い日が交互にやってくると体調も崩れるちゅうもんで、ついに私も久しぶりに風邪をひいちゃったみたいです。昨日辺りから鼻がグズグズ、時折、咳も出たりしております。熱はないのでまぁ大丈夫なんですが、週末のワイン会までになんとか治さないと!って感じです。皆様も体調管理にはお気をつけを!
さて、今日のお題。何のことかすぐに分かった方はかなりのお酒好きですね!笑
そうです、以前の岩手日報にもご覧の様に大きく取り上げられていましたが、
新しい岩手県産の清酒用酵母が出来ましたよっていうお話です。
ご存知の通り、お酒、特に醸造酒を造る過程において必要不可欠なものに酵母の力がありますよね。ビールには上面醗酵酵母とか下面醗酵酵母とか聞いたことがあるかもしれませんし、清酒でも協会〇号なんて聞いたことがあるかもしれません。ワインの場合は同じ酵母でもブドウ自体に付着してる自然酵母だったりもするわけですが、いづれ、醗酵に必要なのが微生物である酵母です。
この清酒用の新しい酵母が岩手オリジナルで出来た素晴しい話ですが、実はコレまでも岩手〇号などと言って使われていたそうで、その酵母を更に改良を加え、今回名前も付けての大々的なお披露目となりました。
その2種類の酵母は、純米酒に適するといわれる
「ゆうこの想い」と吟醸酒に適するといわれる
「ジョバンニの調べ」です。
名付け親になったのは、利き酒道岩手大会で優勝・準優勝したお二人。ちなみに「ゆうこの想い」を名付けた準優勝者、Fさんって皆さんも目や耳でお馴染みのあの方ですよ!?笑
これから少しづつ右の様なマークを付けた商品が店頭にも並ぶようですし、みなさんにも是非これを機会に県産酒を味わって頂きたいものです。
そして将来、美味しいお酒を造る酵母として全国的に知られるようになって、協会酵母として認定されたりしたらすごい快挙ですよね!
だって、吟醸酒に良く使われる協会9号酵母は元々熊本の蔵元「香露」からですし、もっと言えば、6号は秋田「新政」、7号は長野「真澄」、10号は水戸の「明利」、12号は宮城の「浦霞」のそれぞれの蔵付き酵母を培養したものなんですから。また15号は、平成8年、当時秋田でよく使われていた「AK-1」と呼ばれていた酵母を協会酵母として登録したものだそうです。
(ちなみにそれぞれの数字の末尾に「01」が付くと、泡なし酵母になります)
こうして見ると東北発祥って多いし、可能性あるんじゃないですかね!?
まぁ、これらの酵母を培養して頒布してるのが
「日本醸造協会」という財団法人でありまして、こちらの今後も違う意味で気になる所ではありますが...笑