昨日の夜から降り始めた雪もさほど積もっておらず一安心の盛岡です。地域によっては過去最大級の積雪に見舞われているそうです。地域にお住まいの皆様にはお見舞い申し上げます。
さて、なんとか曇りのまま今夜を迎えたいところですが、どうでしょう...そう、今夜はよしだ屋主催の日本酒の会が行われるんですから。
年に3回開催している日本酒の会、今回は紫波の蔵元「月の輪」さんの様々なお酒を味わってみたいと思っております。会場は老舗お蕎麦屋「東家」さんが経営される「九十九草」さんです。
では、早速今夜お出しするお酒のラインナップをご紹介していきましょう。通常は5種類7通りの味わいをお楽しみ頂いておりますが、今回は20人を超えそうですので、急遽1種類追加してみました。更にラベルだけでは分かりづらいと思いますが、市販されていない特別なお酒が中心となりました。
まずこれから、
「特別純米 生」です。
“ぎんおとめ”の55%精米した特別純米酒で、今回は特別に生のまま瓶詰めして頂きました。
続いては、同じ
「特別純米酒」ですが、こちらは
“ひとめぼれ”を原料米に使用しており、一般流通していない限定品です。こちらは、冷と燗、両方で試してみましょう。
そして、
「純米 生」。こう書くと普通っぽいですが、実は大吟醸などに使われる
“山田錦”を使っているんです。しかも精米歩合が80%!?他ではあまり見ないレアな純米酒、しかも特別に生のままでの登場です。
続いてはこちら、市販もされている
「純米吟醸」です。
“吟ぎんが”を50%まで磨いて造られた逸品です。こちらも冷と燗で試してみましょう。
更に
「大吟醸 宵の月」を。定番商品として人気のお酒ですが、コチラも先と同様
“吟ぎんが”を50%まで磨いて造られています。
そして今日のメインとも言える究極の一本。最後は
「大吟醸 滓がらみ」です。このお酒に使われている原料米は、岩手県が大吟醸に適すお米として新たに開発した
“酒98号”、40%まで磨いて造られたお酒なんですよ!しかも少し滓が残っている状態をそのままに。
いかがでしょう、今回のラインナップは。ほとんどのお酒は原料米のほか、酵母には“ジョバンニの調べ”や“ゆうこの想い”を、また麹菌も“黎明平泉”という岩手オリジナルが使われているのも嬉しいですね。更には特別に生での提供、かなりレアなお酒が楽しめる貴重な会になりそうです。
ちなみに最後のお酒に使われた“酒98号”、先日名前が公表されたようです。
その名も
『結の香(ゆいのか)』。これまであった“吟ぎんが”や“ぎんおとめ”よりも高精白が可能となり、大吟醸酒に向く品種として開発されました。
“山田錦”にも負けない味わいが期待されています。これからの普及・拡大を期待したいところですね!