首都圏での雪が心配されている今日、盛岡は午前中は快晴だった空も今は曇り空...これからコチラも崩れてくるんでしょうか?あまり荒れないといいですね。
1月2月は中々客足も伸びない季節と言われますが、昨日のサロンには旅行でいらした女性が...しかも台湾出身!結婚を機に東京近郊でお住まいだそうですが、以前たまたま立ち寄った盛岡をいたく気に入り、それからしばしば一人で来てるんだそうです。更にそこで出会ったベアレンビールにも惚れ込んじゃって、いつも行く直営店とは違うお店を検索してウチへいらしたと言う、何とも嬉しいお客様でした。ご常連さんとの会話も弾んでたし、また一つ新たな盛岡の魅力を感じてくれたかもしれませんね!笑
さて、今日は入荷したばかりのコチラの地酒ご紹介しましょう!
これらの2種類のお酒はいづれも濁り酒なんですが実は似て非なるものなんですよ。
まずは
「活性生酒かやのもと」、コチラは紫波町の蔵元「吾妻嶺酒造店」さんが手掛けるお酒です。県内有数の歴史を誇る蔵元ですね。
活性タイプのお酒は今でこそ各社様々な商品がありますが、この「かやのもと」はまさに元祖とでも言いたくなるようなお酒です。まさに酵母が活きており、以前は密閉状態のため開栓時に気をつけないと吹き上げちゃうような非常に危ないお酒だったんですが、今では栓に小さな穴が開いていますので、その点は大丈夫。
アルコール度数は16~17度、辛口のお酒ですから、食事などとの相性もバッチリです。
蛇足ですが、以前勤めていた問屋時代の社長は濁り酒ならコレってくらい、このお酒が大好きだったんですよねぇ~皆さんも是非お試し下さいね!
そして、もう一つは同じく紫波町の蔵元「月の輪酒造店」さんが手掛ける
「滓酒」です。こちらも濁っているお酒ではありますが、一般の濁り酒とは製造方法が全く違うんです。
昔ながらの“槽(ふね)”と呼ばれる搾り機を使うことでしか得られない滓の部分を一纏めにしたのがこのお酒なんです。同じ槽で大吟醸や純米酒、本醸造などタイプの異なる様々なお酒を搾った最後の最後に得られる部分のため、その酒質や成分は毎年微妙に違うのもこのお酒の特徴です。
「かやのもと」と同様、酵母も活きたまま残っていますから、栓には穴が開けられています。保存の際には寝かさずにお願いしますね!
*今年は税務署の指導の下、裏には“リキュール”と表示されていますが、例年通り清酒の製造に必要なもの以外、一切の添加物などは使用しておりませんので、ご安心下さい。