6月も半ばとなりましたね。一時30度を越えるような日もありましたが、梅雨入り後はさすがにヒンヤリしますね。今日もお天気に恵まれ爽やかな一日です。
いよいよ今日からサッカーワールドカップも開幕します。直前に監督交代もあり、前評判は決して高くない日本代表ですが、19日迎える初戦のコロンビア戦、頑張って欲しいですね。日本時間も頑張れば見られそうな時間のようですので、良かったですね!
さて、ワインの産地にもサッカー強国は沢山ありますが、今日はよしだ屋に新たに加わった国々を紹介しましょう。実は最近ある輸入元と知り合うことが出来まして、そのお陰で揃えられた東欧諸国のワインたちですよ。
スペースの関係で赤ワインが中心になりますが、左から順にルーマニア・モルドヴァ共和国・クロアチア・オーストリアのワインたちです。
ルーマニアはハンガリーやウクライナ、ブルガリア、モルドヴァといった国々に接し、東は黒海に面した共和制の国家です。ワインの生産に適した大陸性の気候で実際にワインの生産量も世界12位と言いますからスゴイですね!で、この国からは2003年に設立したドメーニレ・サハティーニの
「ラ・ヴィ ピノ・ノワール」を。フランスのブルゴーニュ地方と似ているとも言われる気候の中で女性の醸造家が手掛けています。
その隣り、モルドヴァ共和国からはアスコニという造り手の
「エクセプショナル・メルロー」です。1990年に旧ソ連から独立したモルドヴァ共和国はルーマニアとウクライナに挟まれた小国で九州より少し小さいくらいの国土です。古くから葡萄の栽培が盛んでワイン造りに於いても世界最古の歴史を誇る国と言われています。
クロアチアはイタリアからアドリア海を挟んだ対岸に位置し、九州より少し大きいくらいの国土です。この土地もブドウ栽培の歴史は古く2500年前とも言われ、特に東部は“ドナウのワイン王国”と呼ばれています。今回入荷した
「カスピトゥラニ・ツルニ・セレクテッド」を手掛けるイロチュキ・ポドゥルミは1450年創業の歴史あるワイナリーで
す。このワインは“フランコフカ70%”に“カベルネ・ソーヴィニヨン30%”で造られています。“フランコフカ”という品種は別名“ブラウフレンキッシュ”とも呼ばれ、オーストリアでも使われていますが、いづれにしても日本ではちょっと馴染みが薄いかもしれませんね。クロアチア原産のオーク樽で発酵させ、そのまま12ヶ月の熟成を経ており、まろやかな果実味を感じることが出来ます。
最後にオーストリアから赤白を。モーツアルトの生誕の地として有名なオーストリアは1年を通して音楽祭が行われている、まさに“音楽の国”です。ブドウの栽培は東部に集中しており、35種利の品種が栽培されているそうです。その中で今回入荷したワインは200年以上の歴史を誇るヴァイングート・アロイス・ヘレラーが手掛ける
「ツヴァイゲルト」と
「グリューナー・ヴェルトリーナー」です。いづれもオーストリアを代表する土着品種ですが、特に赤ワイン用品種の“ツヴァイゲルト”は岩手県の方には馴染みがあるのではないでしょうか。エーデルワインさんとか高橋葡萄園さんでも扱っている品種ですよね!そうそう、このワインはともに
1L入っていますよ!
これで、これまで扱ってきたブルガリアの
「プティ・エニーラ」、「カベルネ・エニーラ」とあわせ、東欧コーナーが完成です。ワイン産地としてあまり馴染みのない国々と思われるかもしれませんが、その歴史は古く、長い伝統の上に現在まで続いている土地柄です。是非、この機会にご賞味下さいね!