今日の盛岡は次第に雲が厚くなり、午後の早い段階から随分暗くなってきました。週末には雪の予報も出されているようですが、今週は不安定な天気が続くのでしょうかね。新たな週の始まりです、今週もよろしくお願いします!
さて今日はオーストラリア産ワインに新たに加わったこちらのワインをご紹介しましょう。
オーストラリア南部、サウスオーストラリア州のバロッサ・ヴァレーを拠点にしているトゥー・ハンズ・ワインズが手掛ける
「テナシティ」という赤ワインです。1999年に設立されたトゥー・ハンズ・ワインズですが、オーナーのマイケル・トゥエウフツリー氏は若い頃に国内最大級のワインショップを訪れたことをきっかけにワインに目覚め、そこからワイナリーを立ち上げるまでになったんだそうです。立ち上げに際して、世界が何を求めているかを考え続けた彼は、その答えを“絶対的品質”と導き出し、以来、最高の品質を追求してきました。しかも使用するブドウは元々オーストラリアで多く栽培されていたシラーズ種をベースにすることと決めました。
自社畑のほか、国内6箇所のシラーズ生産地域から供給を受け、それぞれの畑のポテンシャルを最大限に引き出しています。収穫期の2月から4月になると自らの早朝の畑を歩き、区画ごとに試食しながら収穫のタイミングを見定めます。1日ずれると熟しすぎることがあるそうなんですよね。などなど、決して妥協を許さないワイン造りの中から生まれたワインは高い評価を得、ワインスペクテーター誌が選ぶTOP100ワイナリーに10年連続で選ばれているんです。これって、世界中どのワイナリーも成し遂げたことがない快挙だそうなんです。
1万円や2万円といったランナップもあるこちらのワイナリーにあって、一番リーズナブルな価格(と言っても2千円台ですが...)だったのが今回定番に加えた「テナシティ」です。“テナシティ”とは“粘り強い”という意味だそうで、オーストラリアの大地で逞しく育ってきたブドウの樹に敬意を表して付けられました。樹齢80年物も含む平均樹齢が30年という古樹から収穫されたシラーズを中心にカベルネ・ソーヴィニヨンやグルナッシュなどがブレンドされています。2015年がファーストヴィンテージで、わずか4ヶ月で2200ケース全てが完売したという伝説も造ったワインです。日本でも2017年に審査員を全て女性が務めるサクラアワードでダブルゴールドを受賞しています。
芳醇な味わいのワインをぜひご賞味下さいませ!!