今日は朝から雨降りです。時折、どしゃ降り状態にもなり、久しぶりの本格的な雨の盛岡...
お盆休み、いかがお過ごしでしょう?遠くの親戚も集まって大賑わいでしょうか?実家に帰省し、ゆったりされているでしょうか?我が家でも今日山梨に住んでいる兄が帰ってくるようです。いつ以来の帰省だか分からないくらいの久しぶりです。とは言え、実家の無い我が家ですから、ゆっくり出来そうも無く、気の毒な兄貴です。なんとかホテル泊まりだけは避けられたようですが...苦笑 私の部屋?ムリです...笑
さて、帰省してる方と夜に一杯!とか、懐かしい友達とどっかで一献!なんていうシーンがあちこちでありそうなこの時期ですが、お店を選ぶ際にお助けになりそうなガイドブックが発行されました。折角ですから、岩手の地酒を楽しんで頂きたいですもんね!そんなお店がズラリ並んでいますよ!
「岩手の地酒 in 盛岡」と名付けられたこのガイドブック、岩手日報にも
こんな記事が掲載されておりましたが、開きますと地酒を味わうことの出来るお店が和食店を中心にエリア毎に59店掲載されており、その場所が分かるように地図上にマークされています。
これを作ったのは
『南部杜氏応援団』という地酒の消費拡大を目指す愛好家の団体。77人を数えるそのメンバーが身分を明かさずに83店の店を訪れ、そこから厳選したお店を掲載したそうです。掲載にあたって掲載料や広告料など一切もらわず、全くの自腹で製作したと言いますから驚きです。
1万部製作し、ホテルや観光案内所に置いてあるそうですので、見かけましたら是非手にとって、今宵のお店を選ぶ参考にして頂ければと思います。
是非、沢山ある美味しい岩手の地酒を堪能してくださいませ!そして店頭でお買い求め頂き、お土産などにもご利用下さい!
さて、この『南部杜氏応援団』なる団体。実は私も浅からぬ縁が...ってか、私、事務局でした!笑
実は設立した1995年当時、私は某酒問屋に勤めており、その会社の社長さんの発案で発足したんです。会社を事務局とし、社長が事務局長を務め、団長にとお願いしたのが、現在も代表をお務めになっている高橋洋介氏。その頃は県の農政部長をお務めでお酒とも関係があると言うことで。その後、副知事までなられお忙しくなったのにも関わらず、この団長という職を気に入って頂いていたようで、継続して下さっておりました。
あれから何年...私自身は会社を退職し、事務局を担っていた問屋さんにも色々ありましたし、よもや今でも高橋洋介団長が中心となって活動をされていたとは、正直ビックリしてしまいました。しかも、こんな立派なガイドブックまで作られ、当時よりもはるかに意味のあるお仕事をされているのではないでしょうか。
最後に南部杜氏について。言わずと知れた全国一の杜氏集団です。その高い技術は全国の蔵元に必要とされ、当時の記憶では北海道から四国・愛媛県まで行っているのではなかったでしょうか。銘醸地と言われる灘・伏見のメーカーなどでも南部杜氏はお酒を造っています。
その南部杜氏の発祥の地が、ここ岩手県の紫波町であり、当然県内のお酒は全てが南部杜氏の手によるものです。美味しくないわけがありませんよね!
全国的に日本酒の消費低迷が叫ばれて久しいわけですが、飲む際には是非とも地酒を呑んで欲しいと思います。そして、県外の方へも広くご紹介頂ければと思います。勿論、県外のお酒だって美味しいものは沢山ありますし、造る杜氏さんだって南部が一番とばかりは言えないとは思いますけどね。