今年は暖冬で雪が極端に少ないねぇなんて言っていたら降りましたね!
昨日、夕方から降り始めた雪は十数cmは積もったでしょうか、今年3度目くらいの積雪です。それでも長続きしないが今年の冬で今日はまた好天になり日差しの下、雪もみるみる溶けていますね。今後も降ってはすぐ溶けてを繰り返すんでしょうね。
さて今日は限定発売された生酒をご案内しましょう。
沿岸釜石市の人気の蔵元、浜千鳥さんが毎年2月に発売される
「限定生酒」で原料米の違う2種類が発売されています。いづれも精米歩合55%の純米吟醸です。
白っぽいラベルの右側からご紹介しますと、こちらは大槌町の酒米研究会が栽培した県のオリジナル品種“吟ぎんが”を使用しています。更に酵母は“ゆうこの想い”、麹には“黎明平泉”といづれも県が開発したオリジナルを使用しています。手掛ける杜氏さんはもちろん南部杜氏、まさに「オール岩手」の清酒です。
一方の左側。こちらは原料米に“美山錦”を使用しています。今ではあまり使用している蔵元は多くないかもしれませんが、吟ぎんがが開発されるまで吟醸酒以上のお酒に使われる品種として多くの蔵元で使われていた品種です。ちなみにこちらのお酒には自社酵母を使用しています。
データを見ますとアルコール度数が16%、酸度が1.6と同様の数字が並びますが、大きく違うのが日本酒度で前者が-0.4、後者が+0.1を示しています。まぁ、この数値が実際に飲んだ時にどんな違いを感じさせるかは個人差があると思いますが、蔵元曰く、前者は「青リンゴのような香り。スッキリとした口当たりとほのかな甘みのある余韻」で後者は「バナナのような香り。程よい酸味と甘みはお料理を引き立てます」とのことです。
青リンゴとバナナですから香りだけでも大きな違いが感じられそうですね。期間限定のお酒です、2種類を飲み比べしてみるのも楽しそうですね。